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2020/11/19 11:05

前回の続きです。
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ただ、どんな革でも、どの厚みでも、意図したかたちに、
キンキンに刃が遂げた状態で漉く、というような、
本当の意味で乗りこなすのはだいぶ後の話になります。

自宅でチマチマ研いでいたあのころ、まだまだでした。
前職での大量生産のときに
「ジャーッ!」っと研ぐようになって、
まだ上があった!と思い知りました。

経験、漉く回数は多いほうがいいですね。

そして一番大事なのが、研ぎの精度です。

意識をもって研ぐこと。
そして、きちんと研げているか確認する。
ダメなら原因を仮定して再チャレンジ、の繰り返し。

先生に革包丁の研ぎ方を習った時のように
誰かに教わることはありませんでしたので、
あのキンキンに研げた革包丁と同じように研げるようになるまでには
時間がかかりました。

漉き機、すごいです。というか機械って、すごい。

産業革命のすごさを身をもって知ることができました。