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2021/03/08 09:54
使うほどに艶が出て、まるで宝石のように輝く高級蝋引き革。
「ワックスレザーとは何?」
というご質問をいただくことがありますのであらためてご紹介いたします。
ワックスレザーとは、ロウが塗り込まれた革の総称で、国内では中村千之助商店様も「ロロマレザー」という品名を冠し生み出しています。
経年変化を最大限に愉しむことのできる、革らしい革です。
本当に同じ革?と思うほど、艶が出、深みが増し、輝きます。
その変化に驚くことでしょう。
一週間ごとに写真を撮り、経過を愉しむのもいいですね。
一週間ごとに写真を撮り、経過を愉しむのもいいですね。
宝石のように輝く変化を早く見たい場合は、市販の皮革ケア商品を使用後、ブラッシングをしたり、布切れでこするように磨いてあげると良いです。
使うほどに艶が出て、まるで宝石のように輝く国産高級蝋引き革「ロロマレザー」
ワックスブラックとワックスアッシュブラウンを使用してお作りしたcometRです
蝋引き革はワックスレザーとも呼ばれ、有名なのが英国のブライドルレザー。
乗馬に使う馬具に使用するため、耐久性を高めるために何度も蝋を塗り込まれた革です。
乗馬に使う馬具に使用するため、耐久性を高めるために何度も蝋を塗り込まれた革です。
使うほどにその蝋が革に染み込み、艶が出、まるで宝石のような輝きを帯びます。
ロロマレザーの一番の魅力はその色彩の美しさにあります。
新しいうちは蝋の白い粉が表面に浮いており、パステルかつマットな表情。
使い始めるとすぐに変化が現れ、艶と深みのある瑞々しい姿へ。
鮮やかさを増すそのエイジング(経年変化)に驚くことでしょう。
磨けば磨くほど艶が出る。使えば使うほど艶が出る。
色味が増しやがて輝きに変わる宝石のようなワックスレザーです。
オイルと蝋を多量に含んでいるため丈夫、かつ、特別な手入れをせずとも長くお使いいただけます。
そんなロロマレザーを生み出したのは浅草の老舗タンナー中村千之助商店。
鞣し(なめし)は植物タンニン鞣し。
日本産のステアハイド(成牛)をフルベジタブルタンニン槽で2回も漬け込み鞣し、完成まで時間と手間を要するナチュラルで伝統的な製法。
その後、オイルをたっぷりと染み込ませ、さらに手作業で蝋を一枚一枚塗りこみ作られた重厚な革。
丁寧に、通常の1.5倍の期間をかけて仕上げられています。
ロロマレザーの名前の由来はインディアン・ジュエリーを代表するカリスマ
「チャールズ・ロロマ」に敬意を表し、宝石のように美しい革を作るという意味が込められています。